2012年9月8日土曜日

コマツWD50トラクターが動くのを観た!

さる2012年9月4日、札幌、琴似神社祭りの神輿巡幸(みこしじゅんこう)が行われました。
恒例の秋祭りとはいえ、「札幌の9月では観測史上初となる3連続真夏日」という炎天下なので、10~17時までの7時間に及ぶ行列は例年以上に大変だったでしょう。

ルートは現在の琴似の町内にとどまらず、山の手、八軒、新川の一部まで及び、そのまま縦断往復するだけでも大変な距離を、大きく蛇行するように回って行きます。


私は出発時と帰着時だけ見ることが出来ました。 出発時には神輿は軽トラに載せて運搬するなど参加人数が少なめでしたが、高齢とお見受けした一本歯ゲタの天狗様?などは最初から歩いておられて驚愕としか言い様がありません。徒歩の氏子さん達は登山やハイキングが趣味の健脚揃いなのでしょうか?

帰着時には八軒などからの徒歩参加者も増えた様で、神輿も子供たちに曳かれ、だいぶ賑やかで長い行列になっていました。なお、当ブログ的にはトラクター山車しか扱っておらず寂しい感じに見えるかもしれませんがオフィシャルのHPで他の様子が観れます。


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Komatsu WD 50

 前夜の事です。あまりに暑いのでいつもの蕎麦屋で珍しくビールを飲んでいると、他のお客さんの様子からお祭りだったと知り、ふと、琴似本通に並ぶ露店を見たくなりました。

露店は数も多く混雑するのですが、山の手側から行くとすぐに神社前です。神社の境内ではアマチュア(親父)バンドがベンチャーズを演奏するなど気楽さがあって心地よいな~と思ってると、んん?その横の道に何やら黄色い物体がカクテル光線(?)に照らされ光り輝いてるではないですか!

 「うわあっ!コマツだ!!!WD30?いや、45か50だな!しかし何でこんなところに!」

 実はココに翌日使う山車用のガレージがあり、お披露目されていたようです。ただ、なぜ非常にレアなコマツのトラクターがこんな所に有るの?普段からココで所有してるのでしょうか!?


そこで関係者の方に伺いました。普段は琴似に有る車体ではない事、所有者は大変なコレクターの方で多数のトラクターを所有している事、たまたま今年がコマツなだけで例年同じ車種ではない事、翌日は山車を引いて町内を回る事、等々、私には驚きの情報の数々・・・。

この冒頭で琴似神社祭りについて少し書きましたが、それは全部後付けの知識で、この時点では何も知らなかったのです。
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Komatsu WD 50

この機械化(笑)神輿巡幸がいつから行われているのか分かりませんが、個人的にはこれまで気づかずに惜しかったという思いで一杯です。

なにせ、内容を知っていれば北海道内のどこであろうと駆けつけたであろう催しが、家から徒歩10分程の所で行われていたのですから!(爆)

実は数年前に、クラースだかフェントの大型トラクターが山車を牽引しているところを偶然見ていました。この琴似という街にはトラクターを使うような田畑や牧場が無いにもかかわらず、最新の輸入大型トラクターが繁華街をパレードする非日常性にクラクラきたものです。

ただ、 それは私にとっては旧型ほどは興味のない最新トラクターであったし、毎年同じ機種を使っているのだろうと翌年以降忘れていました。

しかし、今回、関係者の方に「ランボルギーニを使った年もあったんだよ」などと伺い、帰宅後に調べてみると、なんと!最近では、フォードソン・メジャーやポルシェ・ディーゼル等が使われていたようで明らかに車種選定がクラシック方向へ振れているではありませんか! 

今時のキャビン付き輸入トラクターだと主役の山車に対してオーバークオリティなのは明らかですし、手頃なサイズで個性的なクラシック・トラクターは見た目も良く、山車とのバランスも好ましいでしょう。それを無粋なベニヤ板の装飾で覆ったりせず最小限の飾りで生の姿を見せている所も好ましいです。

これまで観ていなかった機種への未練はありますが、でも、それらの中でどれを観たい?と言われれば迷わず選ぶであろうコマツWD50を観れたことは幸運だったと思います。



動画も撮りました。終始太鼓を叩きつづけ、なおも笑顔のお姐さんも素敵です。

(ああ、気づいたら実車について何も書いてないやw)


4 件のコメント:

  1. この動画は、つぶやきにあったヤツですネ。
    う~ん、笛太鼓の音が邪魔。(笑)
    とは言え、エンジン音も確認できます。案外軽い排気音ですネ。

    この色はコマツ純正に準じているのでしょうか?ヰセキは時代で色が違っていましたが・・・。
    オーナーもかなりのエンスーと思えるので、どこかに残っていた塗装部分を参考にしてオールペンと思いたいですが。


    コメの時期を逃すと、なかなか載せづらいです。f(^^;ははっ
    実は二度目の投稿。

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  2. どうもどうもすいません恐縮です。

    エンジンは特にノイズとかは気にならない、古さを感じない音でしたね。エンジンはいすゞディーゼルなので(汎用性が有りそうなので)部品が入手出来るのかもしれませんね。

    色はコマツの純正塗料かもしれませんね。まぁ実際は時期で微妙に色が変わってたりするのでしょが(ジョンディアの緑でさえ数種あったし)

    WD45だったかカタログでは黄色じゃなくて驚きましたが、これは現車の色を再現しているでしょう。

    ボディサイドとシートの後ろにKOMATSU WD50のマーキングが有って実車がそうであれば再現度は素晴らしいです。ただ、グリルに◯ンタマ印のエンブレムがあるのは時代考証的にダメですが、まぁこれは遊び心と思ってます。

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  3. 毎度脈絡のないコメで申し訳ありません。

    重機の情報の駆け込み寺代わりにしちゃってますネ。(笑)
    サイズから考えると北海道では使われてない可能性大な重機・・・軽機か?
    早崎鉄工所のカブトムシなる小型ブルドーザーの情報はありますでしょうか?
    ググっても、あまり情報はないのですが・・・。

    え~、泣き付きます。(爆)

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  4. こっぺるさん
    早崎鉄工所のカブトムシ!いや面白い顔!気に入りました。

    私は初めて見ましたが、おっしゃるように販路のあった地域となかった地域ではレア度が違うでしょうね。

    重機の第一人者BigMuskiさんによると、レア度は3点/5点くらい、年式は40年選手くらいとのこと。長野や山梨の方に比較的残ってるらしいそうです。

    エンジン・ミッション等は自製できず三菱製・・・という早崎鉄工所は、やはり特筆するような物を作ることなく撤退したようです。

    三菱の小型ブルをスクラッチしたら幾つか部品流用できるかもしれませんね(笑)

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