2012年2月5日日曜日

ルナ・ローバーでアエロサンのテスト

アエロサンのラジコン化計画の続きです。

 例によって言ってるだけかと思ったら意外と持続しています(笑)。実は現在、ラジコンで動かしたい小型車両が3つ有りまして、アイデアを考えたりテストしたりする事が楽しいのです。今回はいわば走る実験室って奴?

 さて今回は、NASAがテストした宇宙エーテルを掻き回して進む月面車を作りました・・・ではなく、適当なシャシーをテストベッドにしてプロペラ推進のイメージを掴もうと思いました。まぁ車なら何でも良かったということなのですが、本当はマッハロッドズバッカーマッハコンドル(←あ、コレはイヤ)でやりたかったですね(笑)。プロペラとモーターと、モーターのマウント(輪っか部分)はそのままアエロサンに使う予定です。



 1/35のルナ・ローバーは4D MASTER社(?)の4Dパズルという商品。ランナーから外した塗装済みのパーツが入ったスナップキットです。食玩を見慣れた日本人には「え?3D+ディテールで4Dパズルだと!?」と画期的とはとても思えんのですが、組み上がるとそれなりに存在感があって「やっぱり模型は塗装して完成してナンボなんだなぁ」と思わせる生意気なキットだったりします。

 実際はまだまだパーツが付くのですがウルサくなるので省略してます。ロッド類のパーツは太くてスケール感を損ねるので、ローバーとして組むなら真鍮線などで自作すると効果的かも知れませんね。といっても、ガチガチのスケールモデルとして見れば何から何まで使えないよ!ってなキットですが。


 余談ですが、コレのイボイボのタイヤがトレッド面が丸くて妙にバイク的なんです。プロファイルも何となくモトラやバンバンのブリジストン・レクタングルに似ていて萌えるのでした。あの辺のバイクは使えるタイヤが無いのが模型化のネックですからね~。

なお、キットは4Dパズルというくらいですから、接着剤ナシで組み上げて、さらに元通りにバラす事も出来ます。で、どうでも良いことですが、 私も今回の改造に当たって一切キットに加工せず、接着剤も使いませんでした。真鍮線同士をハンダで点付けしたのみです。う~む自己満足。

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さて動かしてみる(動画を撮りました)。


この動画を観ると分かると思いますが、このキットの足回りの転がりが実に悪いのです!まぁ、そのお陰で適度な負荷テストになったので結果良し。コレならむしろソリで滑る方がスムーズに進むでしょう!

当初は、スケール物のプロペラと適当に選んだモーターでちゃんと動くのか?と不安でしたが、まぁ、案ずるより小野ヤスシでしたね。最後はトラブル発生、プロペラが飛んで危なかったですが大丈夫でした!



エアロサンは軽量になるのでプロペラの軸ブレが有るとカタカタと車体を振動させソリをバタつかせてしまいます。下手するとあっちゃこっちゃ踊り出すかも。ただ、いまどきのキットのプロペラは高精度で芯が出ている筈だし、高回転で回るマイクロモーターも制度が高いです。つまりプロペラの取り付け精度が出ているかが大事になります。

使ったのはよくある6mm径のラジコンヘリ用のモーター。ただし、プロペラの穴径に近い真鍮ピニオンが打ち込まれている物を選びました。結果、プロペラの穴にほぼピッタリで、「おゆまる」君で隙間を埋めるだけで気持ちよく回っています(これも案ずるより小野ヤスシでした))。

ただ、動画にあるような危険があるので、紐で縛るなど対策が必要ですね。


関連リンク
3アエロサンRC化計画 雪上走行テスト
2ルナ・ローバーでアエロサン
1アエロサンNKL-26 10年来の夢!

5 件のコメント:

かば◎ さんのコメント...

トラペのNKL-26は私も購入しました。しかし、これだけ小さい車輌(?)となると、たとえ氷の上で走らせることを考えても、幅広のソリが抵抗にならないかとちと心配になります。
いや、こちらだと氷の上は濡れて滑るのがフツーですが、そちらだとしっかり凍って乾いていそうですし。
滑走面になにかするんでしょうか。

でろり笠松 さんのコメント...

あまり路面の事は考えていなかったです(笑)
そりは幅広ですけど、裏に一筋のレールのあるスケート(スレッジ?)でもあるので、本当のツルツル路面なら大丈夫と思ってました。

ただ、少し引っかかるだけで支点になってスピンしそうですね。そうなると対策として、かば◎さん考案の夏期迷彩仕様(タイヤ式)も視野に入ってきました(笑)

こっぺる さんのコメント...

ホンダのF1なみの実験室ですか。
3つ同時とは…。欲が、いや、精力的な。(笑)
このモーターは昔のケータイに入っていたのと同じサイズのヤツ?上限6Vのがあるようですが…。
話題の雪上及び氷上走行では、カーリグなみに掃きながらなら微妙に溶けてスイスイと。(爆)

こちらの工場(丸ちゃぶ台工作机)では、タミヤのモトタグを9Nに戻そうと苦戦中です。

そうそう、つぶやきにあったザキヤマホルダーは「くるー」をゲットしてました。気持ち悪いくらい似てる。

こっぺる さんのコメント...

連レス失礼。m(_''_)m
前方のソリは熱伝導率が高いアルミ材だとどうでしょうか?
放熱板付きなら雪や氷を溶かしながら進むのでは?
って思い付きなので。f(^_^)
もう実験済みかなぁ?

でろり笠松 さんのコメント...

こっぺるさん

模型は妄想と実験の段階が一番楽しいです(笑)

モトタグ9N化計画見てますよ!よくやりますね~!グリルはともかく、タイヤ&ホイールは適当な43を型取りするか・・・とか考えて、私なら断念するでしょう(爆)

ストラップ、ザキヤマだけじゃなくダチョウクラブや江頭も有るんですね。昨日ダイソーで見ました。世が世ならラビット関根(カマキリとか)が出ていたんでしょうなぁ(笑)

以前は同じタイプのアエロサンで全部エッチングのキットも有りました。シャレにならないくらいモーターが高温になるので良いかも。

どうもスケール物のプロペラじゃ効率悪すぎるようで、ソリだとガラス上でもジリジリとしか動きません。困った。